三月獅。
今まで漢字三文字のタイトルでやってきましたが、ネタが切れてきました。
三月獅=3月のライオンです。
原作もアニメも雰囲気が好き。
▼今日の一枚。
BUMP OF CHICKENのbutterfly。
3月のライオン主題歌のファイターも入ってます。
▼欅革命
こういうの出るといろいろ書きたくなっちゃうのが私。
例えば。
SEKAI NO OWARIのerrorとコラボさせてみました。
歌詞とすごく合う。
突然ですが小説書きまーす。
そのうち1から書くかもしれないのでメモとして。
『革命戦線』
⚠︎一応この物語は欅坂とは全く関係ありません。としておく。
今回はざくーるの話を書きます。
詳しいキャラ設定は前回のブログを見てね!
ー私だけが。
血が混ざり合う戦場から少し離れた場所で、理佐の頭に秋元の言葉が響いていた。
『役に立たないのはお前だけだ。』
私が敵の手脚に撃つ。弱った敵を仲間が倒してくれる。それで良いはずだった。成績が毎回最下位でも、仲間の役に立っていると思っていた。でも、秋元はそれを許さなかった。
『明日までだ。明日の戦いで人を殺せないようなら、ここをやめてもらう。また普通の暮らしに戻ればいい。』
ー嫌だ。
やっと仲間が出来たのに。今更手放すなんて。
さっき倒したはずの敵が、こっちに銃を向けている。あの時と同じだ。重症の敵を前にして、私は怯み、引き金を引けずに、そして撃たれた。
ー殺さなくちゃ。
手が震える。汗が吹き出す。近くで戦っている相棒が、心配そうにこっちを見た。
「今、やるから。待って」
躊躇してる間に倒されてしまった。
「急にどうしたんだよ。今まで理佐のライフルと私の弓でうまくやってきたじゃんか。理佐は誰も殺さなくていいんだよ」
殺さないとやめさせられちゃう…と言いかけて口をつぐんだ。そんなこと言ったら、相棒はどうにかして私をこの場所に残そうとするだろう。迷惑かけたくない。
「私を卒業したいの?」
何も答えられない。俯いたままでいると、相棒は銃の先を自分の心臓に押し付けた。私を試しているのだ。
「どうしてもって言うなら、私を」
この人は何を言ってるんだ?声は頭の中で反響するばかりで、ちっとも理解出来ない。
そして笑う。
「理佐と私は2人で1人だから。私が理佐の初めてになってもいい?」
私に何を求めている?
「引きなよ、はやく」
私はまた俯いた。逃げだとわかってはいるけど。だってどうすればいいだろう。
相棒は笑って私の頭を撫でた。
「全く、だめだなぁ。なんかあったんだね。秋元になんか言われたんでしょ。え、図星?やだなーもう私ったらすーごーいー」
愛佳はいつもの調子に戻った。
「大丈夫だって!どうにでもなるよ!理佐は理佐らしく!私はいつもの理佐が大好きだよ!」
また困らせてしまった。胸がズキズキする。私のせいで…
「愛佳!」
愛佳が撃たれた。さっきの敵だ。死んでなかったんだ。相棒は倒れたまま動かない。血が流れてゆく。この光景を見るのが嫌で誰も殺さないと決めたのに。また私のせいで…
「嫌だ…愛佳…どこにも行かないで…私の…そばに…」
私の中で何かがドロドロ音を立てている。
この衝動が外に出たいと言っている。
「殺す…」
そして出ていく。
「殺してやる…!」
何度も何度も、心臓に向かって撃ち続けた。
敵が動かなくなっても。
周りに誰もいなくなっても。
戦いが終わっても。
そして、意識が離れていった。